サプリで改善しない脂肪肝は病院へ
肝臓は沈黙の病気とも呼ばれ、ダメージを受けてもなかなか症状となって現れることは少ないです。だからこそ、症状が表れてしまうとすでに手が付けられない状態で、薬を服用してもなかなか改善させることができない状態になってしまうので、症状が現れる前にチェックしておく必要があります。
職場や一般で行われる一般的な採血の検査結果から肝臓の検査の数値と、中性脂肪やコレステロールの数値を総合的に見ていくことで、脂肪肝の兆候がわかりやすくなるため、いずれかの数値が上がることが多くなってきたら脂肪肝の予防対策を行っていくことが肝心です。
しかし、どんなに運動や食事療法などをしっかり行っても、なかなか症状が改善しないことがあります。サプリを補助的に使用してみてもなかなか検査結果の数値が正常に戻らない場合や、症状が進行している場合には、サプリメントを使用するよりも病院でしっかりと治療を受ける必要があります。
症状が現れ始めたらサプリでの改善はあきらめる
脂肪肝はどんどん進行して肝硬変など命にかかわるような病気を伴わない限り、なかなかこれといった症状を伴いません。しいて自覚症状を上げるとすれば、疲れやすくなった、二日酔いなどがひどくなった、肌の色や白目が黄色くなったなどの症状が出ることがありますが、この症状も自分をしっかりと観察していなければ気づくことが難しいです。
そのため、まずは健康診断で血液検査を行い、その結果をもとに脂肪肝があるかどうかを判断することとなりますが、サプリ自体が副作用の少ないものであることや、脂肪肝だけでなく、ほかの症状などにも効果を発揮するサプリメントなどの場合、健康維持や脂肪肝の予防を目的として、早いうちからサプリと、生活習慣や食習慣の改善などで予防を行っていきましょう。
すでに脂肪肝になり始めていても、症状が出ていない間はサプリを上手に活用することで、正常に戻ってくることも多いです。しかし、脂肪肝はそうしている間にも徐々に進行していく場合があります。
脂肪肝が進行すれば、肝硬変となり、さらに進行すると肝臓がんになることがあります。また、脂肪肝は糖尿病や動脈硬化症などの生活習慣病や肥満など、様々な病気の原因ともなってしまうため、ほかの病気の兆候が見られたり、何となく体がだるい日が続くなどといった症状が出てきた場合には、サプリメントに頼らずしっかり病院で治療することが大切となります。
薬を服用すれば、効果が速いため、しばらくすると数値が正常化します。治療がひと段落したら医師に相談してサプリを復活させれば、脂肪肝の再発を防ぐことも可能です。